新年のご挨拶(令和2年)

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

平成が終わり、新たな時代、令和が始まりました。

この令和は、皆様にとってどんな時代になりそうでしょうか?

昨年の1年間は人工知能という言葉を聞かない日がないくらい、ビジネス界だけでなく一般人にも人工知能が身近になっていった年だったと思います。
それくらい人工知能は私たちの生活に身近になり、活躍の場を増やしてきています。
こうなってくると今までの仕事は当然ながら変わってくるわけで、これは個人レベルのものではなく国家政策として社会の仕組みそのものを再考しなければならないでしょう。

さて、この様な人工知能は皆様にとって味方でしょうか?それとも敵でしょうか?

SF映画などでは、人工知能と人間で仕事を奪い合ったりする「競争」が描かれることがよくあります。ストーリーとしてみるとハラハラして楽しいですし、起承転結のある、いわゆる売れる映画のフォーマットにハマりやすい、というのはあるでしょうが、時として極端ですね。
この「競争」の世界観では、人工知能「か」人間、という選択を迫られているわけです。
だから両者は争わなくてはならない。

しかし私は人工知能「か」人間、という競争として捉えていません。
逆に人工知能「と」人間、という共創と捉えています。
英語で言えば、Competitionではなく、Co-creationです。

お互いに補完しあい、共に価値を作り上げていくのです。つまり人工知能は仲間です。

人工知能が得意とすることは、現状の延長線上に最適解を描くことです。
これは人工知能の本質に由来します。いかに優れた機械学習のアルゴリズムであろうと、人工知能の宿命なのです。

一方で人間が得意とすることは何でしょうか?
いろいろあると思いますが、私は突然変異的というか、奇想天外というか、逆をつくというか、つまり今までにないものを生み出す力だと考えています。
ゼロから1を作るのはやはり人間でないとできないわけです。
そしてこのゼロから1になるときに、社会に良い意味で番狂わせが起きるわけです。

当社の名前の由来は
Van:前に進む、運ぶ
Cre:作り出すという意味のCreateの接頭辞
Crew:仲間
Worth:価値
を繋ぎ、さらに日本語の「番狂わせ」に音を寄せたものです。

この社名は会社のVisionでもあります。

新しい令和の時代を迎えるにあたり、人工知能と人間の共創Co-creationは一つのキーワードになっていくと思います。

そうしてできる新しい社会に少しでも貢献できる様、会社のVisonを体現できる様、これからも努力していこうと決意した、令和二年の元旦でした。

それでは皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。